【SANADAが絶対に越えなければならない壁|新日本プロレス】
現在「新日本四強」というくくりで語られるレスラーは、オカダ・カズチカ、棚橋弘至、内藤哲也、ジェイ・ホワイト。
この概念を覆そうとしているのが、時期IWGPヘビー級挑戦者のSANADAです。
もはやSANADAの頭の中には四強の概念さえないらしいですが、ファンの中にある概念を覆すにはやはり実績と評価が必要です。
人気と期待だけではファンも選手も会社も納得しません、よね?
納得を得るには、過去5年間で6人しか巻いていない新日本の至宝・IWGPシングルのベルトを巻くのが一番です。
それ以上のものはないと思います。
今までのSANADAにはヴィジョンと自信がなかったように思うんですよね。だから自分がベルトを巻いている姿がイメージできなかった。
しかし、NEW JAPAN CUP 2019で後藤洋央紀、鈴木みのる、棚橋という強者に連勝した今のSANADAは少し違います。
自分がIWGPを巻いている姿が「見えた」のだと思います。
今SANADAの考えていることが少し分かる気がするんですよね。。
例えばSANADAの防衛ロード。
もし、SANADAがIWGPヘビーのベルトを巻いたら初防衛戦で指名するのは、あの人ではないかと思います。
昨年のG1クライマックスで初シングルを行った運命のライバル。
飯伏幸太ではありませんよ。
現在無冠のあの人です。
ロス・インゴの大将
内藤哲也
SANADAはここを越えなければ時代を変えることができません。
絶対に越えなければならない壁です。
昨年のG1では内藤をある程度までは追い込むことはできましたが、まだまだ内藤には余裕があったように見えました。
...私は、内藤哲也 vs SANADA 戦後のリング上の光景を忘れることができません。
屈辱でした。
その時の内藤哲也とSANADAの底力の違いを示すこれ以上の光景はありません。
しかし、今のSANADAならば真っ向勝負で内藤哲也と紙一重の戦いができるでしょう。
内藤もそれを感じているはずです。
四強のうち、棚橋には既に勝ち越しています。5.4福岡でオカダから初勝利し、さらに初防衛戦で内藤哲也を撃破すれば、四強の概念を完全にぶち壊すことができます。
内藤哲也 vs SANADAならば6.9大阪城ホールが盛り上がること必至です。
SANADAファンの間では常に囁かれている「本隊のエース」といういわば宿命。
オカダを撃破したのち、SANADAがロス・インゴを抜けるのは、勝っても負けても6.9内藤戦がベストタイミングではないでしょうか。
ロス・インゴを抜ければ、今後 盟友EVILとのタイトルマッチも夢ではありません。
...こうして1人のレスラーの行く道をイメージするだけでも、楽しみが膨らみますね。
これだからプロレスは面白い。
See you next time!