【石森太二の「覚悟」に勇気をもらっています|新日本プロレス】
2018年3月12日に12年間お世話になったプロレスリングNOAHを退団した、石森太二。
彼はこの退団会見でこう語っています(質問に対する答えを要約)。
今の自分のスタイルであと何年プロレスが続けられるかと考えたら、残り10年もできないと思う。
海外遠征(インパクト・レスリング)を経験したことが大きな刺激になり、より外の世界に興味を持った。
年齢は35歳。ここが決断の時、ここで一歩を踏み出さなければ一生後悔すると思った。
中邑さん、友達の飯伏君、ノアでやり合っていたザックは世界規模の人気選手になっている。それにもの凄く刺激を受けた。
実は2月末にノアの契約更改があった直後の退団表明だったわけですが、それに対しては
このタイミングになったのは、契約更改が2月末にありまして、このモヤモヤした気持ちのなかで1年間やるのは失礼だと思いましたし、自分自身の年齢ですかね。35歳という。これが40だったら自分は決断していないと思います。この35歳という一番動ける時期に動きたいと思ったことが、決断した一番のきっかけです。
と答えています。
普通ならありえませんよね・・・
2月末に契約更改して、3月12日に退団会見。
常識的に考えると人の道に反しているかも知れません。。
それでも、フリーになると決断した石森太二。
ノアの団体内では、石森の電撃退団に対してよく思わない選手も多々いたことでしょう。
もしかしたら、石森は二度とノアのリングに上がることはできないかも知れません。
それも、覚悟のうえでプロレスラーとして勝負に出た石森。
そして、「2代目ボーンソルジャー」として1.4東京ドーム IWGP Jr.のタイトルマッチの大舞台を掴み取りました。
東京ドームでシングルマッチの夢舞台を掴むことができるのはせいぜい10人。
そのうちの1人が石森太二だということです。
全ては彼の「覚悟」が成した結果ですよね・・・
「一意専心」
という言葉があります。
彼の目的は「世界的なスターになること」であり、目標は「日本プロレス界において、Jr.でトップのタイトルを獲得すること」です。
棚橋とオカダのドリームタッグばかりが話題の中心だった11.29 後楽園ホール大会、ともすれば脇役の石森は「必殺ブラディークロス」でKUSHIDAを沈めました。
彼の大技は全て説得力があるんですよね。
余談ですが、先日の週刊プロレスの技解説で「ブラディークロス」を編み出したきっかけが綴られていました。
彼は人の技をそのまま使わず、少し変化させて自分のものにしているそうです。
そして、ジュニア戦士としても身体の小さい自分が、いかにして説得力を持たせるかが語られていました。
そして、バックステージ・・・
おい、KUSHIDA! お前の感じた違和感はどうだ? 俺はすっげえ違和感を感じてるよ。おめえがな、ジュニアのベルトを持ってることだよ。なんも話題になんねえじゃねかよ。挑戦するつって、なんも話題になんねえぞ。そんな寂れたベルトになっちまったんだよ。それならな、俺が1・4でこの新日本ジュニアの歴史とベルトを全てリボーンしてやるよ。
(引用:新日本プロレス公式)
ボーンソルジャーになりきろうと努力している石森ですが、どうしても表情に人の良さを感じさせてしまう。そこも彼の魅力。
可愛いですよね(笑)
...石森がIWGP Jr.のベルトを巻いた方が面白くなると思っているのは、私だけではないはず、です。
私は石森太二を応援しますよ。
See you next time!