【SANADAの中の真田聖也を引き出せるのは、やっぱり鈴木みのるだった|新日本プロレス】
完敗
私にはそう見えました。
雪の札幌2連戦 初日に組まれたスペシャル・シングルマッチ「SANADA vs 鈴木みのる」。
私が思うに、鈴木みのるはSANADAが苦手なレスラーです。
一騎打ちの戦前、SANADAに対する強い思いを持ってして、SANADAに勝機があるのか考察しましたが、なかなか勝者になっているイメージが湧きませんでした...
それでも、もし3カウントを奪うとしたら、奥の手・オコーナーブリッジではないかと予想していました。
しかし、終盤それを返された時点で「SANADAの勝利はないかな...」と感じながら、最後まで試合を見届けました。
・・・いや、いい試合でしたよ。
でも、いい試合にしたのは鈴木みのるだったんですよね、多分。
常に観客の反応を見ながら試合を進めていく鈴木。
終始、鈴木みのるには余裕があったように感じたのは私だけではないと思います。
反対に、ゴング前、鈴木と相対する表情とは裏腹に、SANADAは鈴木に飲み込まれてしまっているように見えました。
それがSANADAが鈴木に勝つイメージが湧かない、本質的な理由だと思います...
キャリア・技術云々ではないんですよね...おそらく。
ファンのみなさんは、SANADAと鈴木の一戦どう感じましたか?
私はたくさんの「ベビーフェイス・真田聖也」を目の当たりにしたように感じました。
フラフラになりながらも、必死で打ち込んでいく左右のエルボー、ローリングエルボー。
クールなSANADAではなく、感情をむき出しに立ち向かっていく姿。
華麗なSANADAは影を潜め、キレのない技ばかりを繰り出していくSANADA。
...最後、敗者となり退場していくSANADAは何を思っていたのでしょうか。
...やっぱりSANADAは真田聖也であって欲しいと感じました。
その方がもっとファンの後押しを受けられるから。
今のSANADAも格好いいけど・・・
感情をむき出しにした真田聖也に戻ることが、IWGPヘビーへの近道かも知れませんね。
See you next time!