【『1.4東京ドーム』 棚橋弘至がテキサス・クローバーでイデオロギー闘争に終止符を打つ予感|新日本プロレス】
2019.1.4東京ドーム・『IWGPヘビー級選手権試合』ケニー・オメガ vs 棚橋弘至、みなさんはどっちが勝つと思いますか?
現時点で、私は棚橋弘至が勝つと予想します。
ケニー・オメガの契約問題、シナリオ云々による推測ではなく、実力で棚橋が勝つと予想です。
...ただし、それには条件があります。
棚橋が今までの戦い方でケニー戦に臨むなら、勝つのは難しいと思います・・・(棚橋ファンのみなさん、すいません)。
少し観点は違いますが、内藤哲也の「0か100か」の理論を借りるならば、棚橋は「過去の棚橋弘至」を完全に捨てる必要があると思うのです...
【 #0か100か 】
— プロフェッショナル仕事の流儀 (@nhk_proff) November 19, 2018
「0か、100ですから。真ん中のどっちにもつかずって言うのが一番良くない。好き・ガンバレ・応援するでも、嫌い・大嫌い・あんなヤツ負けちまえ、どっちでもいいですけど、真ん中が一番よくない」#プロレスラー #内藤哲也#NHK #プロフェッショナル pic.twitter.com/IMd6NeMUIL
2016年G1クライマックス以前の棚橋弘至の動きを100とするなら、今はせいぜい50〜60%。それでも今年のG1クライマックスで優勝し、最強オカダ・カズチカに勝つのですから、「勝負強い」のは間違いありません。
しかし、全盛期の50〜60%しか動けない棚橋が、アスリート・ケニー・オメガの土俵で勝負するのはかなりハードルが高いですし、観戦する側も「つらい」戦いになるでしょう。
棚橋自身は過去最高のコンディションでケニー戦に臨むと宣言していますが、コンディションを100%にしたところで、膝が悪いのですから、動けるケニーに真っ向勝負・ガチンコで挑むのは賢い戦略とは言えないと思います。
【昨晩更新!】棚橋弘至の選手日記は「腹筋の日々」!
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) October 18, 2018
「腹筋運動では腹筋は割れない」!?
東京ドームへ向け、肉体改造に苦戦中の逸材。それでも“肉体”にこだわる理由とは?
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棚橋を下し、IWGPヘビーV12を達成したオカダがV12の戦前、棚橋についてこう語っていました。
――昨日の試合後、棚橋弘至選手がリングに上がって挑戦表明をされましたが、いまの棚橋選手をどのようにご覧になってますか?
オカダ つまらない相手だなと思いますよ。過去にやったことはもちろん認めてますけど、最近の棚橋弘至というのは、レスラーとして認められない相手だなと思いますね。
――コンディションなどもあると思いますが、どの辺りが認められないですか?
オカダ コンディションもそうですし、実力もじゃないですかね。強さっていう意味でも、ちょっと落ちてきてるのかなと思いますし。それがなければ、この闘いをしてると思いますしね。まぁ、実力もコンディションも、すべてのレベルが下がってきてるんじゃないかなと思いますね。
(出典:新日本プロレス公式)
これが全てですよ・・・。100%のケニーを知るオカダが語る棚橋。
...私は、こう思います。
「いっそのこと、0にしてしまえ。」
「過去の棚橋弘至は捨ててしまえ。」
要は動くプロレスを捨てよ、ということです。動かなければいい。
動くのはほんの一瞬でいい。相手が動けばいい。
つまり、武藤敬司のプロレスでいいということ。
1.4ケニー・オメガ戦を機に全盛期の棚橋から方向をシフトした方が良い、と思うのです。
1.4東京ドームは新しい棚橋弘至をお披露目する絶好のタイミングではないでしょうか。
ハイフライフローは武藤のムーンサルト同様、奥の手で良いと思います。これ以上、膝を悪化させない。選手寿命が短くなるだけです。
じゃあどうやって、ケニーに勝つのか?
- 上半身の大きい棚橋はなるべく密着技を増やし、ケニーの体力の消耗を測る。
- 足攻めを多用し、Vトリガー対策とケニーのスピードを殺す。
- ドラゴンスクリュー、ツイスト・アンド・シャウトを多用し流れを引き寄せる。
- 1発目のハイフライ・フローは当たると思うが、ケニーは2発目はかわす可能性が高いので、2発目は飛ばない。
最後は大舞台でしか見せない、テキサス・クローバー・ホールドで「まいった」と言わせる。
3カウント狙いではなく、「まいった」と言わせることをイメージして勝負すれば、棚橋は勝てます。
テキサス・クローバーは棚橋の奥の手です。
現に、棚橋はテキサス・クローバーを相手の力量によって使い分けています。
2009年11月8日 両国国技館 IWGP選手権試合 vs中邑真輔
2016年11月5日 エディオンアリーナ大阪 スペシャルシングルマッチ vs SANADA
2017年6月11日 大阪城ホール IWGPインターコンチネンタル選手権試合 vs内藤哲也
2018年3月21日 新潟アオーレ長岡 ニュージャパンカップ決勝戦 vs ザック・セイバーJr.
勝負を決めるのは、ハイフライ・フローではなく、ここぞのエグいテキサス・クローバー・ホールドでしょうね。
そして、ケニーとのイデオロギー闘争に「まいった」と言わせ、終止符を打つ。
1.4東京ドームのフィナーレはこう予想します。
まあ変わると思いますけどね、あくまで予想ですから・・・それもまたよし。
See you next time!
最近、SANADAがよく喋りますね(嬉)