【棚橋弘至が武藤敬司を越えるには・・・さらけ出すこと|新日本プロレス】
最近、棚橋弘至の試合を見ていると、武藤敬司に似てきたなと思うことがあるのですが・・・
武藤敬司本人に心配されるほど膝が悪く、試合そのものにスピード感がなくなってきたよね・・・
武藤さんに「おい、タナ。お前、膝、大丈夫かよ?」と言われる。武藤さんに膝の心配されたら大したもんだ。
— 棚橋弘至 (@tanahashi1_100) October 4, 2018
あと、試合見てて、いつも同じ技しか使っていないような、技のレパートリーが少なくなってきているような印象を受けるのですが・・・?
棚橋の師匠・武藤敬司と言えば、使う技がとにかく少ないレスラーとして有名。
そんな武藤敬司が使う技のレパートリーてせいぜい10個ぐらいしかない、多分(笑)
・エルボー
・フライングメイヤー
・フラッシング・エルボー
・ドラゴン・スクリュー
・ネック・スクリュー
・各種 低空ドロップ・キック
・STF
・腕ひしぎ十字固め
・足4の字固め
・フランケンシュタイナー
・各種 シャイニング・ウィザード
・ムーンサルト・プレス
この内、ドランゴスクリューと低空ドロップキックで試合のほとんどを構成(笑)。
されど、「武藤の間」と言われる独特の間と「武藤ムーヴ」、「天才の閃き」で試合を沸かせることができる、唯一無二の天才レスラー。
逆に棚橋弘至が最近よく使う技のレパートリーといえば、
【飛び技】
ハイフライ・フロー
ハイフライ・アタック
コーナー2段目からのダイビング・サンセット・フリップ
【投げ技】
ドラゴン・スープレック・ホールド
だるま式ジャーマン・スープレックス・ホールド
スイング・ブレイド
ツイスト・アンド・シャウト
ドラゴン・スクリュー
【関節技】
テキサスクローバーホールド
【打撃】
フライング・フォー・アーム
飛べてないドロップキック
低空ドロップキック
ボディーブロー
エルボー
張り手
【フォール技】
電光石火
案外あった(笑)棚橋、技多いですね。。
ただ、今の棚橋の動きのキレに対して、無理がある技が目立つような気がするのは私だけでしょうか・・・
特にスイング・ブレイドとか。スイング・ブレイドとか(笑)
要は武藤敬司のいう「さらけ出すこと」ができていないと思うんですよね。
...伝説となった2009.1.4東京ドーム、武藤敬司 vs 棚橋弘至のIWGPヘビー級タイトルマッチ。
その直前に武藤は棚橋に対して「さらけ出していない」と言い、棚橋は「さらけ出してこうなった」と答えている。
その時は棚橋弘至自身、全てをさらけ出し、新日本プロレスの復興に持てる全てを捧げていたのかも知れない・・・
棚橋はのちの2014.12.27 棚橋弘至が選ぶ「イッテンヨン」ベストバウトインタビューでこう答えている。
「ボクが新日本最後の砦として武藤敬司に挑むわけですけど、ただ勝利するだけでなく、あの武藤敬司の唯一無二の存在感をどう超えればいいのか、大きな使命感を持って臨んだ試合でしたね。」
現在はどうか・・・
棚橋弘至は強い。オカダ・カズチカがそう言うのだから強いのでしょう。
ただ、魅せ方を変えていく必要があると著者は感じている...
そのためには、「今の棚橋弘至をさらけ出すこと」が必要ではないでしょうか?
情熱大陸でさらけ出してたじゃないって?
そうではなくて、今の膝の状態、動ける範囲内でファンから見て悲壮感のないレスリングスタイルの確立が必要ではないかと...
ケニー・オメガが言っている。
「ファンが棚橋弘至に送っているのは声援ではなくて、悲鳴だ」と。
著者もこの意見には半ば賛同している。
棚橋が今後数年も第一線で必要とされるには、武藤敬司のレスリングにヒントがある。
「魅せられないものを捨てていく勇気」
See you next time!