【SANADAの胸中】
SANADAはIWGPヘビー級のベルトを巻いているオカダを倒したかったはずだ。
オカダがケニーに負けた時、彼は少しがっかりしたのではないだろうか?
いや、SANADAだけではないはずだ。ベルトを巻いた最強のオカダを倒したいと、
プロレスラーなら誰もが思っていたはず。
SANADAはシングルではIWGPヘビー級以外のベルトは眼中にない。
そして、オカダには4連敗している。
IWGPヘビー級チャンピオンのオカダを倒すことは、彼には2つの壁を壊すことを
意味し、プロレスラーとしての「格」「商品価値」が一気に引き上がるのだ。
SANADAは喋れないとよく言われる。
しかし喋れないことは問題ではない。オカダも最初は得意ではなかったはずだ。
SANADAなりのチャンピオン像を作り出すだけだ。
G1クライマックス28(2018)でケニー・内藤・飯伏とあたる。
彼らに飲まれることなく、いかにSANADAの間で試合をし、
新しい投げ技、キレのある一瞬の切り返しで相手を追い詰めるか。
SANADAの真価が問われる夏だ。